坂井瑠星騎手 

JRAの重賞を17勝、内G1を5勝している。その5勝はすべて近3年に挙げたものだ。毎年のようにG1を勝つようになった。もちろん毎年のように重賞をいくつも勝っている。以前から良い騎手だと思っていたが、近年G1の舞台での活躍がすごい。近3年の重賞成績は勝率6%、複勝率22%少し物足りないように見えるかもしれないが、最近のG1レースでは好騎乗の連続だ。「レモンポップのチャンピオンズカップG1・フェブラリーステークスG1」も見事な好騎乗だったし、「2024マッドクールの高松宮記念」では重い馬場で位置を取りに行き、最後の直線を凌ぎ切った。フェブラリーステークスと同じような騎乗で、完全に騎手のウデで勝たせたレースだ。また、「2024春のクラシック」ではどの馬でも最高のパフォーマンスを発揮した。シンエンペラーの皐月賞は、外国産の馬が日本の速すぎる馬場にマッチしなかっただけだ。他のレースではほぼ上がり最速クラスで差してきている。間違いなく脚が速い騎手だ。また、オークスでは武豊騎手とは進路取りの差でそれぞれ3着・6着と結果が違っている。外を回すことはあっても大外に膨れてぶん回すような騎乗はあまりみたことがない。逃げ・先行・差し・追い込みとどんな脚質の馬にも対応できているように見える。そして脚は速い方の騎手ときたものだ。流星のようにG1での好騎乗が続々と降り注いでいる坂井瑠星騎手。多少重賞実績が少なかろうが、ここは間違いなく二流騎手に認定だ。まだまだウデが上がりそう。ちなみにこの坂井瑠星騎手、「2019・11番人気ドレッドノータスの京都大賞典G2」で勝ち、私のつみたてWIN5的中(推定200万)を阻止しているひどい男だ。今後お金を返してもらわなければなるまいと思い、条件が揃った「2024・メイショウタバルの毎日杯G3」で少しだけ返してもらった。その条件とは不良馬場+ゴールドシップ産駒+前走逃げに近い先行+先行で重賞をいくつも勝っている騎手だ。WIN5以外の馬券を買わない私だが、あまりにも条件が揃っているときは単勝を買うことがある。そしてそれは土曜日だ。話を騎手に戻そう。現在の坂井瑠星騎手の弱点は、ズバリ中山コースだ。まだコースを熟知していない乗り方に見える。まあ経験が少ないので仕方がない。次世代ヒーローはこの坂井瑠星騎手か横山武史騎手あるい佐々木大輔で間違いない。まだあまり人気にならないので、つみたてWIN5では大切な存在だ。オーロラが見えるような騎乗を楽しみにしている。