戸崎圭太騎手
JRAの重賞を75勝、内G1で12勝している。毎年のように重賞をいくつも勝っている。近3年の重賞成績は、勝率8%、複勝率28%。東京1600mでの成績が良く、特にヴィクトリアマイルでの成績がものすごい。重賞の騎乗では、馬を動かし自分で位置を取りにいくことが多いように思えるが、馬の気に任せたドンピシャの差しも決まっている。脚質に苦手があるようには見えない。中山コースも手の内に入れおり、他のコースも苦手がないように見える。信頼できる騎手だ。また地方競馬出身の割に最初から騎乗がスマートだった。馬群を無理にこじ開けたり、馬体をぶつけて凌ぎ合ったりしない。優等生騎乗のように見えた。だがしかし、そのような騎乗のせいか、重賞の勝ち数から見るとG1での勝ちが少ない。また、G1での2着が17回と多すぎる。脚の速い騎手ではないことがわかる。そして、自身の代名詞と言えるような馬とのコンビ経験があまりない。しいてストレイトガール、ソングラインか。つまり「コンビを継続できないミス乗りがある」ということだ。実際、中央移籍後すぐに「ルージュバックの桜花賞」でやらかした。また「エポカドーロはダービーで逃げる」必要があったのか。そして私は知っている。戸崎騎手はG1で接戦になると力んで騎乗フォームが乱れることを。だからG1での勝ちが少なく2着が多いのだ。「ダノンキングリーのダービー」で単勝を勝っていた私は4コーナーを回った時点で確実に勝ったと思った。戸崎騎手もそう思ったはずだ。だが差はなかなか詰まらず、戸崎騎手は焦りからかフォームが乱れ、馬もムチを打つたびヨレていた。そして、ついに届かなかった。戸崎騎手のG1勝ちは、「着差のある勝ち、または着差以上に余裕のある差し切り勝ち」がほとんどで、接戦を制した!ように見えるのは「アカイトリノムスメの秋華賞」と「ジャスティンミラノの皐月賞」だけだ。弱点はその接戦の焦りともう一つある。それは勝ちパターンを持っていないことだ。確かに弱点が少ないが、何か一つ突き抜けて得意なものがない。しいていえば東京1600mだが、安田記念やNHKマイルカップをそこまで勝っているわけでもない。長所をあまり語れないのだ。間違いなく乗れる騎手だ。数少ないJRAの二流騎手だ。だがあと少し何か欲しい。一流は目の前だ。もちろん【つみたてWIN5】で買える騎手の一人である。