現代の競馬において、騎手の【強さ】とは簡単に言うと【その騎手の脚の速さ】+【その騎手の上手さ】となる。馬場が高速化したせいでこのように考えるしかない。【脚の速さ】がない騎手は重賞を勝てなくなった。しかし、このような表現を使っているのはまだ私しか知らない。ちなみにJRA騎手の中で、最も脚が速い騎手はルメール騎手である。また、川田将雅騎手、戸崎圭太騎手、横山武史騎手、武豊騎手の順に続くような感じだ。どう判断するかというと、東京コースの実績だ。脚の遅い騎手は、東京コースで勝てない。東京コースでの成績が悪くなる。脚の速い騎手は東京コースでも勝率・複勝率があまり変わらない。そして、他のコースでも脚の速さが重要になってきた。福島コースでさえも、である。だから【騎手の強さ】がますます重要になってきたのだ。私は基本的にWIN5しか買わない。考察・予想するレースは重賞またはOP・L競争になり、考え方は単勝中心になる。そこで、重賞で勝てる【騎手の強さ】を中心に考えている。私の思うJRAの強い騎手。つまり【脚の速さ】と【上手さ】を持っている騎手、それは一流騎手の「C.ルメール騎手、川田将雅騎手」二流騎手の「戸崎圭太騎手、横山武史騎手、松山弘平騎手、坂井瑠星騎手」三流騎手の「武豊騎手、横山典弘騎手、横山和生騎手、岩田康誠騎手、岩田望来騎手、菅原明良騎手、池添謙一騎手」くらいだ。事実、名前を挙げた騎手が重賞レースで勝利することが多い(池添騎手はそろそろ限界か)。ちなみに二流戸崎圭太騎手と四流浜中俊騎手の重賞実績はそんなに変わらないが、前者は二流騎手で後者は四流騎手だ。なぜなら浜中騎手は「脚が遅い」からである。東京コースの成績で一目瞭然だ。また、川田騎手は競馬学校時代津村騎手に敵わなかったそうだが、前者はG1を27勝、後者は最近初G1勝ちである。違いは何か?脚の速さだ。津村騎手に【上手さ】はあっても【脚の速さ】がないから歴然とした差がつく。もともと脚の遅かった和田竜二騎手や内田博幸騎手は過去に重賞50勝、G1約10勝を挙げているが、今や重賞勝率は1%程度。年齢の衰えもあるだろうが、それ以上に【脚が遅い】ことに原因がある。