鮫島克駿騎手
JRAの重賞を10勝、内G1は0勝。G1が0勝の騎手だが三流騎手として扱っていた。そう、過去形である。数年前からなかなか上手いと思っていた騎手。本格手的に注目しだしたのは「2021年・エアスピネルのG1フェブラリーS」の騎乗からだ。位置を取りに行き、内ピタをロスなく進み4コーナーで先団へ。間を割って直線ですばらしい伸び。2着だったがすばらしい好騎乗だった。「このレースと同じことを何度でもやれば、確実に成績が上がる」と思わせるものだった。実際「同年のサンレイポケットのG1天皇賞秋」の騎乗も、まさにフェブラリーSの再現。4着だったが、これはやれると思った。その後重賞勝ちを積み重ねて近年リーディング上位に。予想通りだ。近3年の重賞では勝率約5%、複勝率約22%。毎年重賞を勝てるようになった上に、G1でも常連に。だがしかし、重賞での成績は下がり始めているはずだ。いや、すでに明らかに下がっている。「2022・ジャスティンパレスの菊花賞・3着」は不利な外枠だったが位置を取りに行き惜しい3着。なかなかの好騎乗だったが、有馬記念でなんとあの暴走マシン、T・マーカンド騎手に乗り替わり。これにはがっかりしただろう。乗り替わりになるような騎乗ではなかったはずだ。それにしてもだ。その後はG1や重賞になると位置を取りにいかず、後方になることが多くなった。さらに「4コーナーで直線の進路を考えているのかなかなか上がって行かずにうろうろするような騎乗」や「大外ブン回しのような騎乗」が目立ってきた。とくに「2023・ジャスティンパレスの宝塚記念・3着」はひどかった。G1で2着や3着、4着に入ってくることもたまにはあるが、なんとなく雑に見えてしまう。G1勝ちは0のまま。今の騎乗だとG1は勝てない。どころか勝てる重賞も取りこぼしている。これでは馬質も下がってきてしまう。三流騎手から四流騎手へと降格しようか考えているところだ。現状は三.五流扱いとする。つみたてWIN5ではしばらく買うことはない。今一度丁寧な騎乗を心がけて復活してほしい。