横山武史騎手が2024、不振に陥っている。関東コースのG1では(5,3,3,16)という驚異的な成績だ。だが、私はこの秋横山武史騎手は活躍できないと思う。もっと言えば、2025はさらに成績を下げるだろう。理由を列挙する。第一に、今年は「レースの流れに乗れていない」ような騎乗が多い。また、あきらめ騎乗や後方から少しだけ脚を使うといった消極的なレース、やる気のないように見えるレースが多い事。これでは勝ち勘が狂ってしまわないか。第二に「ノーザンファームの馬に乗る機会が極端に減ったこと」だ。徐々にマイネル軍団の主戦になりつつある。これではノーザンファームの強い馬が回ってこずに、マイネル軍団の弱い馬ばかりが回ってきてしまい、勝率が落ちる。勝率が落ちると、勝てない印象が付く。そうなると、ますます有力馬は回ってこなくなるだろう。社台ファームからの依頼はまだあるようだから、そこだけが救いか。しかし1年後はわからない。第三に、新馬戦で有力馬に乗っている姿を見ない。これは、今年の2歳、来年の3歳の有力馬には乗れないことを示している。また、重賞で有力馬に乗っている姿を見ない。これは、有力馬サイドからの騎乗依頼がないことを示している。こんな状態ではこの秋は活躍できないことは目に見えている。
ただし、他騎手の怪我で仕方なく的に有力馬が回ってきたときのみ、一気に調子を戻すかもしれない。が、仮に有力馬が回ってきたとしても、横山武史騎手が活躍する可能性は低いと見ている。あまり勝てないことが問題なのではなく、「なんとしても1着を取る」ような気合が見えないからだ。ここへきて、二流横山武史騎手の未来には暗雲が立ち込めている。