私の馬券の生涯成績で最もプラスの種牡馬はオペラハウスであり、最もプラスの騎手は江田照男である。なんだか意外かもしれないが、この2人には必殺のタイミングがあり、私がそれを常に狙っていただけだ。オペラハウスのタイミングとは「1800m以上の重馬場、または2500m、または福島」である。2500mについては非常に得意としており、重馬場でなくとも勝負ができた。また江田照男のタイミングとは「単騎逃げ、または重馬場」であり、単騎逃げはあまり上手く扱えなかった。「ネコパンチの日経賞」も獲れたのになあと思う。しかし重馬場のほうでは上手く扱えた。江田照男は重馬場でのレースがもの凄く上手く、強かった。以下オペラハウス産駒で獲ったレースを紹介する。多すぎて長くなりそうだ。「プレイヤーハウス単勝750円・複勝210円、福島2600m・菱田裕二」「オペラダンシング単勝4630円・複勝1480円、中山1800m重・江田照男」「オペラダンシング複勝2980円、福島1800m良ラジオNIKKEI賞・江田照男」「マイネルサンオペラ(一口馬主)単勝2630円・複勝580円・中山2500m稍重・戸崎圭太」「マイネルサンオペラ(一口馬主)単勝450円・複勝200円・福島2600m稍重・蛯名正義」「マストビートゥルー単勝2370円・複勝540円・京都2000m不良・船曳文士」「ミヤビランベリ複勝200円、福島2600m不良・中館英二」「ミヤビランベリ単勝1920円複勝620円、福島2000m七夕賞良・吉田豊」「ミヤビランベリ単勝1920円複勝620円、福島2000m七夕賞・吉田豊」「ミヤビランベリ単勝1940円複勝400円、東京2500m目黒記念不良・吉田豊」「ミヤビランベリ単勝2510円複勝900円、東京2500mアルゼンチン共和国杯良・吉田隼人」「トーセンクラウン複勝250円、中山2500m日経賞稍重・江田照男」
そしてWIN5を除く生涯最高の的中「1着トーセンクラウン(父オペラハウス)・江田照男、2着テイエムアンコール(父オペラハウス)・浜中俊、3着ショウワモダン(父エアジハード)・後藤浩輝で、単勝3640円・複勝720円、複勝570円、馬連18、080円、3連複66,160円、3連単543,940円をすべて獲った中山1800m中山記念不良」である。もちろん、不発のときもあったが、とんでもないプラスになったこの「1800m以上の重馬場、または2500m、または福島のオペラハウスと江田照男」という条件がなければ、私の生涯成績はプラスになっていなかったといっても過言ではない。オペラハウスは産駒が少なかったことが、江田照男は買える条件が少なかったこともプラスに働いた。このように特定の条件だけを狙えば、競馬は勝てるのだ。だがしかし、最近は特徴のある種牡馬があまりいなくなった。ちなみに私が次世代の重馬場ヒーローとして選んだのはメイショウサムソン産駒だった。しかし、重馬場の時代は終わりを告げようとしていた。